2012-07-31

マニュフェスト

垂れ流されるマスコミ報道を眺めながら、本筋と異なるためついつい頭の後ろに追いやっていたが、ふと違和感を感じていたことを思い出した。

テレビの多くのコメンテーターが、「マニュフェストは必ずしも守らなくてよい。ただ、説明責任は果たすべきだ」などと幾度となくつぶやいていた。
また、その他にも「本来マニュフェストとはポリシーを説くもので具体策など記述しない」や「具体策を記述するもので信念などを記載するものではない」等々。

「マニュフェスト」の本来のあり方や作法などはこの際どうでもよいだろう。もっと言えば「マニュフェスト」という括りであるか否かも問題ではない。

自分の「思い」や「考え」を発表し、他者から多くの賛同を得て、采配する権利を得たのだから「思い」や「考え」を実現するのは当然のことだろう。
そこにはいかなる言い訳の余地もないと思うのだが、汚物のような解説が公共の電波を使って垂れ流されていたように思う。

「賢い」といわれる人が賢そうに話していると何でもそんな気がしてくるから不思議なものだ。

私は「嘘つきは泥棒のはじまり」と教えられた世代だが、最近は「勝てば官軍、負ければ賊軍」としか教えないのだろうか。

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