2014-02-12

派遣業に疑問を持つ人はいないの?

そろそろ、派遣請負業者に対して疑問を持ち始める時期じゃないですか?



~~抜粋~~
「うちの工場では、正社員は会社から支給された制服を着ています。私たちはそれに似たデザインの作業着を、レンタル料金を払って借りて着ているんです。
 社員食堂も使えますが、同じメニューでも、正社員は300円で、非正規の私たちは倍額の600円。300円という差額が示すこの隔たりに、言いようのないコンプレックスを感じます。細かいことですけど、でも、細かいことでも、積み重なると、本当に堪えるんです」
~中略~
 契約社員として働く30代の女性は、さらに悲惨な現状を吐露する。
「もともとは派遣社員として、時給で働いていたんです。残業すると残業代が発生するから、むしろ定時で帰されるような状態でした。それが、契約社員になって月給制になった途端、それまでの何倍もの仕事を背負わされるようになりました。『もう派遣じゃないんだから』というようなことを言われて、終わらない仕事は休日も出勤してこなします。
~~抜粋おわり~~

派遣先と派遣社員との軋轢の話はよく聞きます。
そして、厚労省が正規雇用を正とした、3年縛りだの、期間契約社員だのと、優秀な頭脳を結集して解決策を提示しています。

登録型派遣ではなく、特定労働者派遣に限る話ではありますが、派遣先と派遣元はどちらも正規雇用されています。待遇の違いは派遣元の待遇であり、待遇が悪いのは派遣元の質の悪さを意味しています。

翻って、登録型派遣業者はなぜ待遇を改善できないのか。派遣先は派遣元に待遇改善を要求すればよいだけではないか。
派遣費用に転嫁されるだけの話ですか?
バカバカしいw 派遣元に対して企業努力をさせない風土が最初からそこには盛り込まれているからでしょう?

派遣元が営利団体になっていることに私は非常に疑問を感じています。正しく労働者の権利を守りたいのであれば、労働力を搾取する仕組み自体に対して公共性を保証すべきです。

役割としてハローワークとどれほどの違いがあるのか?
ハローワークは公務員で派遣業は民間w
労働者から求められているものは、ほぼ同じなのではないでしょうか。

極論すれば、ハローワークに対してサービスを提供する労働支援企業や組織が存在する仕組みがあってもよいとすら思います。これが競争原理を取り入れた本当にフェアな構造だと信じていますが、段階を踏まないことには先には進まないでしょう。

全員に派遣元の仕組みに対して疑問を持ってもらうことが前提にはなりますが、まず、規制は、派遣先に与えるものではなく、派遣元にこそ与えるものであると私は信じています。

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