2012-06-13

消費税増税

そうそう思い出しました。あまりにもあきらめ切っていたので自問自答の域を出ないでいました。
っていっても何をいってるのかわからないでしょうがw

今月が消費税増税法案の山場だそうです。
日々マスコミから垂れ流される政治家の駆け引き情報を、漫然と、かつ冷やかに眺めていました。

案の定、いつの間にやら「低所得者層への救済策」(なにやら専門用語があったようだが)が、焦点になっているらしく、増税自体(経済対策・構造改革・未来ビジョン=民主党マニフェスト)は問われなくなっているらしい。
※6/11 TVタックル情報w

GDPはおおむね下がっているわけではない、いざなみ景気(2009.3~)と言われたものもあった。
我々は口をそろえて、「景気が厳しいなぁ」とここ10年言い続けてきた。いや15年かw

そして、平均年収300万以下のサラリーマンが40%を超したのは平成21年かららしい。

つまり「庶民経済は完全に疲弊しているのに、国(GDP)はおおむね下がってない」わけだよね。
これは我々の庶民感覚ともあってると思う。
(我々日本人はどうも身を呈してお殿様をお守りすることが美徳としているところがあるからね。武士は食わねど高楊枝とあるように。まぁここではいーや国民性だし。)

消費税増税の売り文句「今回の増税分は社会保障費に全額使われる。社会保障を手当てしなければ国が破たんする」というもの。
(6/11 TVタックル民主党議員発言から。うろ覚えの記憶よりw)

素直に感じることは、「徐々に少なくなってるところから、なけなしの利益を削って、全く無いところに補てんする」というのを、世間では「ジリ貧」って言うんじゃないかって。

「ジリ貧」政策を大の大人が、真顔で説明している姿を恥ずかしいと思わないのだろうか。
国の政策が「ジリ貧」であれば、おのずと民間も「ジリ貧」(=守り)になるよね。

がん治療と少し似てるよねw
「抗がん剤を投与して悪細胞を退治しよう!」

「良い細胞も死んでしまうんですが?」

「それは自己責任だろ。弱いものがいけない。」ってやつw
弱いものがほとんどで、その弱いものが生命に必須要素かもしれないってこと無視しちゃうんだろうね。カッコつけてw
(基本的に強がりが美徳だからね。日本人はw)

だから、がん治療でみんな5年後に半数が亡くなるんだろうな。
この事実を知らなかったから、うちの親父もその中の一人にしてしまった。
しかも死因は「がん」じゃないんだよ。肺炎やら感染症やらの合併症なんだよね。
(ちなみに、死因が「がん」じゃない場合は、がん保険おりないよー。こりゃ生命保険会社も当時はグルだったんだね。)

んで、ここまで言うと次に言ってくるのが「国の借金は経済活性化のために公共投資に半分以上が回されてるんだ。減らすようなら、さらに経済が悪化して、増税以上に苦しくなるし、弱いものはさらに死滅してしまう。だから、消費税のような公平で効率のよい税負担でみんなで苦しみを分かち合うべきなのだ」ってやつ。

「半分以上経済活性化のために投資」してるんなら、ほとんどが死に金(無駄金)になってるんじゃない?
投資に対してリターンがなければ、担当替えは必須で責任者は更迭だよね。
旧社会保険庁が杜撰な仕事してたのは知ってるけど、そこがやってる仕事じゃないもんね。

つまり、お門違いを平気で、いや平気どころかドヤ顔で言える人の気持ちが知れない。
しかし、日本人は波風立てることを嫌い、偉い人や強い人にも弱く、やせ我慢してるんじゃないかな。

「富が1%に集中している」と指摘される昨今、99%に属する我々は、政治家や国を動かす官僚に「やることをやりなさい」の一言がいえず、いつも「物分かりの良い人物」を演じさせられている。

弱いものを守れとは言わない、弱いものが生きていける社会を維持するのが強いものの役割ではないか。
少なくとも現在の、強いもののために弱いものを生かしている社会に対してはNoと言いたい。

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